地方で暮らすために考えるべき【住まい】と【仕事】について

移住

地方に移住して楽しく暮らしていくには、様々な事前準備が必要不可欠です。

今回は、地方で暮らすために考えるべき、住む場所や仕事について解説します。

なお、別の記事で、地方移住を考え始めたら踏むべき最適なステップについても解説していますので、宜しければご参照ください。

U・I・Jターンとは

移住については、その人のバックボーンにより、Uターン、Iターン、Jターンという呼び方をすることがあります。

もともとその地域に住んでいた人が別の地域に住み、また元の地域に戻る動きのことをUターンといいます。また、生まれ育った地域からどこか別の地域へ移り住むことをIターン、地域からどこか別の地域に移り住み、その後生まれ育った地方近くの大都市圏や、中規模な都市へ戻り住むことをJターンといいます。

もともと生まれ育った地元にUターンで戻るのであれば、住まいは既に目途があるのかもしれません。ただ、地元の地域に戻るとしても、直接地元に戻るのではなく、Jターンとして、近くの都市圏に住むということも視野に入れても良いかもしれません。あえてJターンを検討することで、仕事を探すのも楽になります。

住まいと仕事のこと

地方移住で考えなければならない【住まい】と【仕事】について、検討のヒントをご紹介します。

  • 【住まい】を探す

U・I・Jターンのうち、IターンとJターンするのであれば、何はともあれ住居を探す必要があります。
移住先でどのような暮らしがしたいのかにより、一軒家にするのか集合住宅で良いのか、賃貸か購入か、住宅の雰囲気はどうするのかなど、考えることがたくさんあります。

都市部では住居の選択肢が比較的ありますが、町村などでは民間の不動産業者が存在しない地域もあり、住まいの情報収集にも時間がかかることがあります。
民間の住まい情報が乏しい自治体によっては、自治体が独自に空き家情報を紹介する「空き家バンク」のホームページを作り、移住者向けの情報として提供している例も増えています。

また、国も地方への移住を積極的に推進しており、住まい情報をホームページに掲載しています。

 リンク → 国土交通省 全国地方公共団体空き家・空き地情報サイトリンク集

また、国が民間事業者に委託し、民間事業者のホームページで空き家情報を公開もしています。

 リンク → at home 空き家バンク

 リンク → ホームズ 空き家バンク

不動産業者が少ない地域への移住を検討する場合は、「空き家バンク」などの自治体情報などを確認してみると良いでしょう。いい住まいがきっと見つかるはず?

  • 【仕事】を探す

地方の求人情報を集める場合には、いくつか方法があります。漠然と移住先を探している場合、インターネットを活用した情報収集から始めてみましょう。

国は全国の求人情報をまとめたサイトを以下のとおり作成しています。この求人に応募し採用されると、自治体から地方創生移住支援金を最大100万円受けることができます。

 リンク → 内閣官房・内閣府総合サイト 地方創生 ふるさと求人

また、一般社団法人 移住・交流推進機構(JOIN)では、全国の仕事情報をまとめたホームページを運用しています。地域別に検索でき、様々な情報を取得することが可能です。

 リンク → JOIN お仕事情報

ほかにも、専門の相談員と相談しながら仕事を決めることもできます。
「移住・交流情報ガーデン」では、移住に必要な情報をトータルで提供できる体制を作っており、専門の相談員に、就農も含めた仕事の相談を行うことができます。東京駅八重洲中央口からすぐ近くにあり、予約も不要ですので、気軽に情報収集できます。

 リンク → 移住・交流情報ガーデン

「ふるさと回帰支援センター」では、予約制で移住に関する相談を専門の相談人に行うことができ、より具体的な移住計画を立てることができます。さらに、同センター内の「ハローワーク飯田橋 地方就職支援コーナー」では、全国の求人情報の提供や就職相談を行っており、東京にいながら地方の仕事を探すことも可能です。相談員と具体的な求人について相談することができますので、便利です。

 リンク → ふるさと回帰支援センター

具体的に移住したい地域が決まっている場合には、その自治体が開設している就職支援の相談窓口を利用するのも良い方法です。都内には自治体の出張所(東京事務所)が設置されていたりします。

参考:新規就農するには

農業の経験がない人が就農を希望する場合には、就農に関するイベントに参加してみるのが良い方法かと思います。

就農相談会のような形式で農家さんと触れ合うイベント(「新・農業人フェア」など)もありますし、地方への移住を紹介するイベント、例えばふるさと回帰フェアで、自治体などの担当者に就農の話を聞ける機会もあります。このようなイベントには、新規就農者を積極的に受け入れている全国の自治体・農業法人が集まりますので、是非参加してみては如何でしょうか。通常は無料で開催されていますので、足を運んでみても良いでしょう。

加えて、「農業をはじめる.jp」というサイトでは、就農相談やイベントの情報を一覧化して掲載していますので、気になる自治体等の相談会をチェックしてみては如何でしょう。

少し就農についてのイメージが湧いたら、ぜひ新規就農相談センターを活用しましょう。
新規就農相談センターは、農業を始めたいという人や農業法人に就職したいという人たちの相談に応じるための公的な窓口です。全国新規就農相談センターという窓口もありますし、都道府県ごとに相談窓口もあります(窓口一覧はこちら)
新規就農相談センターには、都道府県や市町村の農地の情報、農業研修の受け入れ情報、農業法人などでの農業体験、実際の求人情報が集まっていますし、定期的に就農イベントも開催していますので、サイトを確認し、相談してみてください。

 リンク → 全国新規就農相談センター

自分の目指す農業のイメージができてきたら、自治体や各都道府県に設置している新規就農相談センターに積極的に問い合わせてみましょう。

まとめ

地方に移住するために必要な【住まい】と【仕事】について解説しました。

インターネットを活用し、幅広に情報収集することで、自分の納得いく住まいや仕事が見つかるはずです。移住などの専門家にも相談し、移住して後悔しないようしっかり準備してください。

素晴らしい移住ライフがあなたを待っていますよ!

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