地域活性化のため、魅力発信ホームページを作成することのススメ

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地方は、人口減少・高齢化により、地域の担い手不足という課題に直面しており、地域内の人材に加え、地域外の人に、地域の担い手となってもらうことが期待されています。

地域外の人に地域を支えてもらうためには、地域を好きになってもらい、地域とキズナを深めてもらうことが重要です。まずは地域に関心をもってもらうため、インターネットを活用し、地域の魅力を発信する方法について、ご紹介します。

地域外の担い手について

国は、地域外の担い手を「関係人口」という言葉にまとめています。
「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉です。
より具体的には、地域内にルーツがある人、過去に勤務や居住・滞在していた人、何らかの理由で行き来する人などのうち、地域づくりに参画する人たちをいいます。

詳しくは総務省の専門のサイトでまとめられています ⇒「関係人口」ポータルサイト

「関係人口」を増加させるためには、例えば地域内にルーツがあっても今は遠距離にいる人に再び地域と関係を持ってもらう取組が必要ですし、何らかの理由で行き来する人になってもらうためには、その地域に興味関心を持ってもらう必要もあります。

国の定義では、観光などで訪れる人を「ほとんど関りがない者」=「交流人口」と呼んでいますが、過疎地域を中心に、まずは観光などで地域外の目を向かせる取り組みを行わなければ、地域内にルーツがあった人が再び地域づくりに参画することも難しいですし、行き来する人を増やすことにも繋がりません。

このためには、まずはインターネットを活用し、地域の魅力を地域自ら発信することが必要ではないかと考えます。

魅力ある場所を選んで撮影する

地域の魅力を広く発信するには、インターネットを活用する以外にありません。インターネットによって情報発信するため、まずは自らの地域の魅力をピックアップすることから始めましょう。

多くの人が訪れている観光地も対象となりますが、殆ど地域外に知られていない絶景スポット、おススメの飲食店、温泉地、アミューズメントなど、とにかく外部の人向けに紹介できると思われる地域の魅力をピックアップしてください。外部の人では気づけないような資源をぜひ探し出してください。

イメージとしては、観光情報サイトの、おススメ10選のような、地域の魅力的な場所を10個並べる形式です。最低でも10個は地域の魅力的な場所を見つけましょう。

次に、その魅力を分かりやすく伝えるため、画像、映像で撮影しましょう。
映像での編集が大変な場合、画像だけでも構いません。また、専門の機器を使わなくとも、スマートフォンなどでの撮影で十分です。

ホームページを作る

ホームページを作ります。現在は専門知識がなくともホームページを作成できます。以下におススメの作成方法を掲載します。

非常に簡単に作成できるツールとして、「ペライチ」という仕組みがあります。無料で利用可能です。
ペライチは1ページにまとめて表示でき、簡易的な紹介に向いています。
また、作成が簡単で、かつキレイに表示できるため、ホームページ作成に慣れていない人でも感覚的に作成できます。
ただし、ペライチで作成したホームページの場合、ネット検索の仕組み上、検索上位に上がってきにくい場合もあります。

しっかりしたものであればワードプレスを活用しましょう。多彩なデザインを選び、ブログ形式で記載していくことが可能です。初期費用が若干かかります。
スマートフォンからでも編集することができます。

上記以外の方法として、外部の専門企業などに作成を依頼する方法もあります。委託となるため金額は高くなりますが、デザインやセキュリティ面で任せることもできます。

作成の参考例

具体的には、観光できる10選と、興味を持ってもらえる飲食店、宿泊するための場所の掲載はセットです。これらを掲載したHPの参考として、以下をご紹介します。

例:旧三岳村の情報を楽しくお届け!

今はもう存在しない長野県の旧「三岳村」を紹介するページです。魅力ある観光場所10選のほか、飲食店と宿泊場所、地域の歴史について掲載しています。

プラスアルファ:クラウドファンディングを活用してみる

地域の魅力を発信する方法として、クラウドファンディングを活用するのも一手です。

クラウドファンディングとは群衆(crowd)と資金調達(funding)を組合せた造語です。
取り組みたい活動、企画、アイデアを持つ人が、インターネットにプロジェクトページを掲載し、活動への想いを社会に呼びかけ、広く支援者から支援を集める仕組みのことを指します。
プロジェクトページは、特定の企業が運営するサイトに掲載されます。主な運営サイトは以下のとおりです。

クラウドファンディングを活用して資金を集める過程で、そのプロジェクトへの関心を持ってもらい、そのプロジェクトを推進している地域のPRを行うことができます。

クラウドファンディングには、以下の3つの類型にまとめられます。主に「寄附型」「購入型」「金融型」と呼ばれています。
地域の魅力発信を目的とする場合、「寄附型」が適しているのではないかと思います。

寄附型購入型金融型
特徴社会貢献の色が強い多様な活用方法がある事業性が高い
実行者個人、NPO、任意団体
公益法人など
個人・法人など様々法人(中小企業など)
リターン対価性なし商品やサービス金銭(株式や配当など)
支援時の税額控除ありなしなし

クラウドファンディングでは、何かを作る、何かを導入するなど、事業を行うことを目的にお金を集めていきます。これを、プロジェクトと呼びます。

プロジェクトには目標金額を決めます。
目標金額に達しなかった場合、クラウドファンディングしてくれた出資者に返金する形式である「All or Noting」形式と、目標金額に達しなかった場合も返金しない「All in」形式があります。
「All or Noting」形式はお金が残らない代わりにプロジェクトを実施する責任もなくなりますが、「All in」形式は必ずプロジェクトを実施する責任があります。

まとめ

如何でしょうか。まずは地域外の人にアピールすることが大切です。ぜひインターネットを活用し、地域の魅力を全世界にアピールしてください。そこから地域の活性化が始まります。

そうはいってもホームページの作成は難しそう、という人もいるかもしれません。

その場合、ホームページ作成を代行してくれる業者もいます。依頼することを検討しても良いかと思います。
このホームページを作成している私もホームページ作成代行を請け負っていますので、必要でしたらお手伝いします。
ぜひご連絡ください!

support@tmj-chihou-support.com

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